読売新聞（電子版）によると、山形県米沢市に本拠を置く新聞発行の「株式会社米澤新聞社」は、1月12日付で山形地方裁判所米沢支部へ自己破産を申請し倒産したことが明らかになりました。 同社が発行する「米澤新聞」は1879年（明治12年）の創刊で、米沢市・南陽市・長井市をはじめとする山形県南部の置賜地方を対象とする地域紙として、2000年には約1万4000部を発行するなど地元に密着した紙面構成が評価されていました。 しかし、近年はデジタル化の進展や人手不足などで厳しい環境が続くなか、新型コロナウイルス感染症の影響による広告出稿の減少で業績が悪化したことに加え、2021年10月に代表が死去したことで事業継続が困難となったため、10月27日をもって同紙を休刊し事後処理を進めていました。 負債総額は約4億1000万円の見通しです。
