ラグビーの大学日本一を決める全国大学選手権の決勝が東京の国立競技場で行われ、帝京大が明治大に27対14で勝ち、4大会ぶり10回目の優勝を果たしました。
ラグビーの大学日本一を決める全国大学選手権の決勝は9日、東京の国立競技場で行われ、帝京大と、3大会ぶり14回目の優勝をねらう明治大が対戦しました。
帝京大は前半5分、ラインアウトからのこぼれ球を拾ったセンターの押川敦治選手がトライを決めて先制しました。
さらに、このあと、ウイングの白國亮大選手が相手の守備の僅かな隙間を抜け出すなど3つのトライを奪い、前半で20対0とリードしました。
後半に入ると、明治大は後半9分にフッカーの田森海音選手がトライを決めて反撃しましたが、帝京大は26分にナンバーエイトの奥井章仁選手がトライを奪って突き放しました。
このリードを守り切った帝京大は、27対14で明治大に勝って、史上初の9連覇を果たした2018年以来、4大会ぶり10回目の優勝を果たしました。
帝京 細木主将「プライド持つスクラムで圧倒できた」 優勝した帝京大のキャプテン細木康太郎選手は「優勝できて、すごくうれしい。これまで、たくさん応援やサポートをしてくれた人たちに感謝をしたい。プライドを持っているスクラムで圧倒できたことは、僕の人生、そしてチームの未来に大きくつながると思う」と涙を流しながら話していました。 帝京 岩出監督「“ラグビーはタックル“を選手が体現」 優勝した帝京大の岩出雅之監督は「『ラグビーはタックルだ。きょうはそういう日にしよう』と伝えていて、それを選手が体現してくれた。よく頑張ってくれたし、すばらしかった」と選手たちをたたえました。