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北朝鮮 発射実験 本当の理由

検収射撃試験は、生産装備されている戦術誘導弾を選択的に検閲し、武器システムの正確性を検証するために目的を置いて進められた。 出典:労働新聞「戦術誘導弾検収射撃試験進行」、2022年1月18日  検収射撃試験(검수사격시험)とはミサイルの固体燃料ロケットモーターが正常に作動するかどうか、実際に発射して確認することだと思われます。  液体燃料推進剤を用いたミサイルならば製造時の時点で液体燃料ロケットエンジンを作動試験することができるので、実戦配備されたミサイルは使用する前に正確に作動することを個別に確認されています。しかし固体燃料推進剤を用いたミサイルの場合は点火したら使い捨てになる構造なので、使用する前の作動試験ができません。そこで実戦用ミサイルとは別に同じ製造方法で固体燃料ロケットモーターを幾つか作っておいて、これを作動試験することで統計的に不具合が少ないと確認できれば同じように製造したもの全体を合格とします。  そして生産装備後の実戦用ミサイルも幾つかを実際に発射して、固体燃料ロケットモーターが正常に作動するかどうかを確認しているのだと思われます。  つまり検収射撃試験とはミサイルが開発中であることを意味しません。既に開発は終了し実戦配備済みのミサイルの性能確認試験です。


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