バス停他殺、驚くべき事実 第1部
- BISHINタイムズP

- 2022年1月10日
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その1枚の写真に、私たちは衝撃を受けた。 去年11月、都内のバス停で路上生活者の60代の女性が男に突然殴られ、死亡した事件。 カメラに向かって微笑みかける写真の女性が、亡くなったその人だった。 撮影されたのは1970年代。 当時は劇団に所属し、希望に満ちた日々を過ごしていたという。 しかし、亡くなった時の所持金は、わずか8円だった。 彼女にいったい何があったのか。バス停にたどり着くまでの人生を追った。 (社会部記者 徳田隼一・岡崎瑶)
早朝のバス停で 「女性が路上で倒れているのが見つかった」 去年11月16日の午前11時ごろ。先輩記者から連絡を受けた私(徳田)は、急いで東京・渋谷区の現場へ向かった。 京王線の笹塚駅から北東に400メートル余り離れた、幹線道路沿いのバス停。 周囲にはマンションや店舗などが建ち並んでいる。
ここで、早朝に60代くらいの女性が倒れていたという。 女性は搬送先の病院で亡くなっていた。 警視庁によると、現場近くの防犯カメラには、その日の早朝、男がベンチに座っている女性に近づき、突然、何かが入った袋で頭を殴りつける様子が写っていたという。 女性はその場に倒れ込んだが、男はそのまま現場から立ち去っていた。 私は、すぐに近所の住民などに聞き込みを始めた。目撃情報や関係者の話から事件の手がかりを探る「地取り」(じどり)と呼ばれる取材だ。 同僚の記者と手分けして、現場から数百メートルの範囲にある住宅や店舗を1軒1軒訪ね歩いた結果、生前の女性の姿を見たことがあるという住民2人に話を聞くことができた。2人によると、女性が目撃されていたのは深夜から早朝にかけて。現場となったバス停のベンチに座り、キャリーケースを横に置いて体を休めていたという。そして日中になると、どこかへいなくなっていた。
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次号は、2022年04月17日に、報道します。




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